本研究では、過去30年間の半導体産業における世界の成長と日本の停滞を比較分析し、イノベーションとビジネスモデルの進化に着目して、世界競争力ある産業形態を実現する提案を目指した。 進化の3段設計法の構築に向け、当該産業の分析と進化方策、次世代サプライ・チェーン管理の研究を並走させた。研究開発コンソーシアムの国際比較の結果、成功しているリストラクチャリングは、産業革新と地域振興課題の間でよく動機づけされた協業に基づくことを明らかにした。 その上で、研究途上の地域活性化の方法論研究に進み、全国共通の情報インフラとなるデータベースと地域活性化指標を開発し、125市町村に応用して評価事例を示した。
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