本研究では、日本における多文化心理教育アセスメントのモデルを開発することを目的とし、米国で文化マイノリティの子どもたちに広く利用されているUniversal Nonverbal Intelligence Tests(UNIT)を日本で使用した場合の検査得点の公平性を検証するため、日本に在住する、日本人、中国人、韓国人、フィリピン人、ブラジル人の検査得点を収集し、その得点比較を行った。その結果、UNITが日本においても、文化・言語差の影響を受けにくい検査として利用できる可能性があることが示唆された。
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