研究課題
若手研究(B)
多糖類複合ゲルは食品等に広く用いられており、その構造と物性の相関を解明することは重要である。本研究では、放射光を用いた分光法(放射光真空紫外円二色性)と散乱法(放射光X線小角散乱)を多糖類複合ゲルの研究に適用し、混合前後での分子形態変化と架橋領域の構造変化を調べることによって、典型的な多糖類複合ゲルの網目構造を明らかにした。また、放射光真空紫外円二色性は、複合ゲル内部での微視的な分子レオロジー測定に適用可能であることを見出した。
高分子溶液・ゲル