ポリアミン (プトレスシン、スペルミジン、スペルミン)はヘパラン硫酸の発現量を、コンドロイチン硫酸では4硫酸化と分子量を増加させることが明らかとなったので、その結果に基づきポリアミンモジュロンを探索した。その結果、EXT2、EXTL3、CHSY1がポリアミンにより翻訳レベルで、C4ST2は転写レベルで合成促進を受けることが明らかとなった。更にEXT2およびCHSY1 mRNAにおける翻訳開始は、それぞれmicroRNA によって制御されており、ポリアミンはmicroRNAの機能を阻害することでEXT2およびCHSY1の合成を促進することが明らかとなった。
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