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2015 年度 実施状況報告書

地理情報システムによる医療需要の将来推計と可視化

研究課題

研究課題/領域番号 25870129
研究機関千葉大学

研究代表者

土井 俊祐  千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (90639072)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード社会医学 / 公衆衛生学 / 地理情報システム / 政策研究
研究実績の概要

平成25年度、平成26年度までに行った研究をもとに、推計モデルにフィードバックを与えると共に、複数のシナリオを立てて医療需要を推計した。また、当初計画では最終年度であるため、研究成果の発信方法についても検討を行った。推計結果については自動的に地図上に展開されるアプリケーションを開発し、関係団体に提供した。その他、本研究で得たノウハウを元に、厚生労働科学研究をはじめとした他の政策研究にかかる事業や自治体の分析事業に協力した。
研究成果については、平成27年度内に雑誌論文2編、国内学会発表3件などの報告を行った。また、成果の一部については千葉県や地方自治体にも提供している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初計画では最終年度となる本年度は、研究内容の総括を行うとともに、研究成果の公表を行った。研究内容については、平成25年度、26年度に当初計画を上回る進捗が得られており、本年度は推計モデルに若干のフィードバックを行うと共に、推計結果を自動的に地図上に展開するツールを開発し、結果の公表に利用した。
ただし、結果の公表については主として学会発表に留まっている。論文投稿を始め、地方自治体や関係団体への提供については、あまり進んでいない状況である。そのため、主に研究成果の公表を目的として、補助事業期間を延長している。

今後の研究の推進方策

本研究課題の当初の目的は達成しているので、今年度は論文投稿を始め、地方自治体や関係団体への成果提供を進める。研究総括を行うと共に、報告書を作成する。

次年度使用額が生じた理由

研究計画が順調に進捗した関係で、アルバイト謝金等の支出を抑えることができた。旅費、その他の費用については、研究成果の公表・提供等に遅れが生じているためであり、次年度に利用予定である。

次年度使用額の使用計画

次年度額については、主に論文執筆及び学会発表にかかる旅費、データストレージや印刷用紙などの研究成果の提供にかかる費用、報告書の作成及び印刷費用として使用予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Probabilistic model to analyze patient accessibility to medical facilities2015

    • 著者名/発表者名
      Doi S., Ide H, Ogawa S., Takabayashi K., Fujita S., Koike S.
    • 雑誌名

      Procedia Computer Science

      巻: 60 ページ: 1631-1639

    • DOI

      doi:10.1016/j.procs.2015.08.273

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 患者受療圏モデルに基づく1都3県の医療需給バランスの将来予測2015

    • 著者名/発表者名
      土井俊祐, 井上崇, 北山裕子, 西出朱美, 井出博生, 中村利仁, 藤田伸輔, 鈴木隆弘, 高林克日己
    • 雑誌名

      医療情報学

      巻: 35巻4号 ページ: 157-166

    • 査読あり
  • [学会発表] 在宅医療にかかる需要の将来推計手法に関する研究2015

    • 著者名/発表者名
      土井俊祐, 井出博生, 小川真司, 藤田伸輔
    • 学会等名
      第35回医療情報学連合大会
    • 発表場所
      沖縄コンベンションセンター(沖縄県那覇市)
    • 年月日
      2015-11-01 – 2015-11-04
  • [学会発表] 政府統計を利用した患者のアクセシビリティの評価手法に関する検討2015

    • 著者名/発表者名
      土井俊祐,井出博生,小川真司,藤田伸輔,高林克日己
    • 学会等名
      第19回日本医療情報学会春季学術大会
    • 発表場所
      仙台国際センター(宮城県仙台市)
    • 年月日
      2015-06-11 – 2015-06-13
  • [学会発表] GISに基づく受療率変動を考慮した医療需要推計手法の検討2015

    • 著者名/発表者名
      土井俊祐, 井出博生, 藤田伸輔, 高林克日己
    • 学会等名
      第53回日本生体医工学会大会
    • 発表場所
      名古屋国際会議場(愛知県名古屋市)
    • 年月日
      2015-05-07 – 2015-05-09

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公開日: 2017-01-06  

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