本年は期間延長を行った4年目であり、3年目までの成果で本研究課題に関する研究目標についてはほぼ達成している。ただし、3年目の課題として研究成果の公表が不十分であったことを踏まえ、医療需給推計に関する国際学会発表1件、国内学会発表1件、論文投稿1件(査読中)を行った。具体的には、1)医療需給評価における患者の医療施設までのアクセス性の評価手法について考察し、アクセス性が医療サービスの受け方に影響を与えている可能性が示唆されたこと、2)在宅医療の需給において同一市内においても地域格差が生じている可能性が示唆されたこと、等の研究成果を発表し、一定の評価を得られたと考える。
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