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2015 年度 研究成果報告書

がん血行性転移における肝臓環境因子の統合的理解

研究課題

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研究課題/領域番号 25870157
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 病態医化学
実験病理学
研究機関東京大学

研究代表者

西條 栄子  東京大学, 分子細胞生物学研究所, 技術専門職員 (60376647)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード転移
研究成果の概要

肝臓は血行性転移の高発部位として知られており、特に大腸がんの肝転移例は多い。この素過程を理解するため、大腸がん細胞株Colon26をマウス皮下に移植し、転移が成立する前の肝臓の免疫細胞を検討した。その結果、Ly6G陽性の好中球が肝臓に多量に移入していた。肝臓の遺伝子発現を定量的RT-PCRにて検討した結果、ケモカインKCの発現が有意に上昇していた。皮下にColon26を移植したマウスは、脾臓を介した肝臓への血行性転移が減少した。好中球を免疫的に除去したマウスでは、脾臓を介した肝臓への血行性転移が亢進した。したがって、肝臓転移に対して、好中球は抑制的に働くことが判明した。

自由記述の分野

疾患生物学

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公開日: 2017-05-10  

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