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2015 年度 研究成果報告書

急性放射線性消化管症候群におけるTLR3の役割

研究課題

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研究課題/領域番号 25870165
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 免疫学
病態医化学
研究機関東京大学

研究代表者

武村 直紀  東京大学, 医科学研究所, 特任助教 (50648699)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード自然免疫 / 急性放射線性消化管症候群 / TLR3 / 小腸陰窩 / 細胞死
研究成果の概要

本研究では、放射線事故あるいは癌治療において高線量の放射線が腹部に照射された場合に消化管上皮組織が破綻して生じる急性障害(gastrointestinal syndrome; GIS)の病態形成に自然免疫が寄与するかを検証した。結果として、TLR3欠損マウスやTLR3阻害剤を投与したマウスではGISが軽度になることを見出した。TLR3がGISに寄与する機序を調べたところ、小腸陰窩の上皮細胞増殖領域では放射線による細胞死に加えて、TLR3依存的な細胞死が起きて、上皮構造破綻を増悪させていることが示唆された。本研究により、自然免疫を標的としたGISの新たな予防・治療戦略の開発が進むと期待される。

自由記述の分野

免疫学

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公開日: 2017-05-10  

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