研究課題
若手研究(B)
光ファイバの広い側面に磁性体を分布させた磁気光学(MO)導波路を作製し、磁性体スピンを活用した偏光制御デバイスの開発を目指した研究を行った。マルチモードファイバ側面の磁性体内の磁化を局所変調すると、コア内に多重化した光に対してモード選択的にMO信号を載せられ、かつそのMO信号を伝送後に空間的に多重分離できることを実証した。さらに、多層膜構造の試料を用いてエバネッセント波による磁気光学効果の評価を行い、エバネッセント波がMO効果とその性能指数を増強させることを明らかにした。
光物性