気象計算はスパコンで実行される重要なアプリケーションの一つである。気象計算を最新のGPUスパコンで効率的に実行するためには、複雑な最適化手法を導入する必要がある。本研究では、これらをアプリケーションに簡単に導入できるフレームワークを開発した。ユーザーは、フレームワークを用いることで、従来通りのコードを記述するだけで、GPUスパコンに最適化されたコードを生成できる。これを用い気象庁で開発されている非静力気象モデルASUCAをGPUスパコンへ実装した。これを東京工業大学のGPUスパコンTSUBAME2.5で実行し、高い生産性・可搬性を実現しながら、高い実行性能で高い空間解像度の気象計算を実現した。
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