本研究はGPUを利用した高性能な大規模流体解析手法の開発を目的とする。格子ボルツマン法にコヒーレント構造スマゴリンスキーモデルを導入することで、乱流の高精度な解析を可能とした。構築した手法は、東工大のスパコンTSUBAME 2.0において、4032台のGPU計算で東京都心部の10km四方の大規模気流解析に成功している。さらに、2013年秋に更新したTSUBAME 2.5では、3968台のGPUで1.14PFLOPSと極めて高い演算性能を達成し、ペタスケールの流体解析手法として有効であることを示した。スパコンの熱設計手法の確率には至らなかったが、構築した手法を推進しで達成できることが期待される。
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