研究課題
若手研究(B)
本研究では,皮膚裂傷の力学的発生条件の解明および評価方法の確立を目的として皮膚模擬材料およびブタ皮膚による裂傷実験ならびに皮膚有限要素モデルによる裂傷解析を行った.皮膚模擬材料の表面におけるひずみの最大値は断裂時の荷重と相関関係にあることが明らかとなった.また,ブタ皮膚を用いた実験結果を統計的に分析することにより皮膚裂傷の発生確率を示すリスク曲線を得ることができた.さらに,有限要素解析結果より皮膚裂傷の予測因子として接触面における最大主ひずみが利用可能であることを示した.
生体力学