研究課題
若手研究(B)
戦後型ノンエリート教育の特徴を明らかにするために、全国進路指導研究会と技術教育研究会に焦点をあて、1970年代にそれらの教育実践にいかなる変容が生じたのかを検討した。高校進学率が95%に達した1970年代後半以降、中学校におけるノンエリート教育実践では、中卒後の労働世界を射程に入れた取り組みが後景化し、教育システムそれ自体が要因となってつくりだされる子どもたちの学習疎外を回復することに焦点が当てられていったことが明らかになった。
教育社会学