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2014 年度 研究成果報告書

両性電解質高分子による凍結ダメージ回避機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 25870267
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 生体医工学・生体材料学
高分子化学
研究機関北陸先端科学技術大学院大学

研究代表者

松村 和明  北陸先端科学技術大学院大学, マテリアルサイエンス研究科, 准教授 (00432328)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード凍結保存 / 両性電解質高分子 / バイオマテリアル / 再生医療
研究成果の概要

ポリリジンにカルボキシル基を導入した両性電解質高分子を合成し、細胞の凍結保護効果があることを報告してきたが、その機序については不明な点が多かった。固体NMRを使用することで、両性電解質高分子が凍結に伴う急激な浸透圧変化を弱めるバッファーとして機能することで凍害保護作用を果たしている可能性が示唆された。精密重合の手法を用いて合成した両性電解質高分子にも凍結保護活性を持つ事を調べ、その機序が膜保護活性に関与することをリポソームとの相互作用から確認した。両性電解質高分子化合物は、既存の凍結保護物質とは異なる機序で凍結保護を行っている可能性があり、新しい凍結保護技術の創製に繋がることが期待される。

自由記述の分野

高分子化学

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公開日: 2016-06-03  

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