通常食(STD)と高脂肪食(HFD)のC57BL6Jマウスを作製した。STD群に比べHFD群で体重・血糖値が有意に増加し、HFD群にPLZ(フロリジン)投与群では血糖値が投与前に比べ有意に低下した。SBF-SEMで近位尿細管セグメント1の3次元超微形態解析を行った。STD群では尿細管細胞に巨大なMitと頂上部にLyが認められたが、HFD群では小型のMitとオートファゴソーム(At)が認められた。HFD群にPLZを投与すると巨大Atは減少し分枝状Mitと小型~中型のLyがみられた。ヒト尿細管培養細胞の高濃度D-glucose400mg/dlで分断化したMitにPLZを投与して再構成が確認された。
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