超高電子密度大気圧プラズマを照射した培養液が脳腫瘍培養細胞にアポトーシスを誘導することを発見し、この培養液を「プラズマ活性培養液」と名付けた。プラズマ活性培養液が脳腫瘍培養細胞にアポトーシスを誘導する細胞内分子機構として、生存・増殖シグナリングネットワークを抑制すること、またプラズマ活性培養液が細胞内に活性酸素種(ROS)を上昇させることが関与していることを明らかにした。プラズマ活性溶液の成果はプラズマ医療科学の分野に大きな波及効果をもたらし、研究期間全体を通じて、プラズマ活性溶液に関する10件の論文公表と7件の特許出願を行った。
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