本研究計画「司法と福祉支援職の連携・ネットワークの諸要因に関する研究は、法律専門家と福祉・行政職をはじめとする支援職者らがその現場で「連携」をいかにして形成するのか、また、それが維持・再生産される条件がどういったものかについて明らかにすることを目指すものである。これらの目的につき、研究計画調書に記載したとおり、司法過疎地と都市部の対象地において「連携」関係の相互作用について聞き取り・同席観察調査を継続して実施した。その結果、「連携」の実践に関する諸類型、ネットワークの時間的変容、公式・非公式ネットワークの構造差異、人的依存の克服策について一定程度の整理を行うことができた。
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