研究課題
若手研究(B)
本研究では機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いて、報酬の獲得と罰の回避を目的とした欺瞞行動の神経基盤を検討した。行動データの解析からは、二種類の嘘をつく割合に大きな個人差があることが明らかとなった。脳機能画像データの解析からは、二種類の嘘の背景にある神経基盤が、部分的に異なっていることが示唆された。本研究の成果は、社会生活における人間の意思決定のメカニズムを明らかにするための、一助となると考えられる。
認知神経科学