研究成果の概要 |
本研究では、2005~2012年間で大阪府で集積された院外心停止患者約56,000人のデータセットを確定した。救急到着前の非外傷性心停止患者の3.5%においてAEDパッドが装着されてり、AEDパッド装着と関連する因子は居合わせた人による目撃や心肺蘇生の実施があること・公共の場所で発生した心停止であることが明らかになった。また消防の電話による胸骨圧迫のみの心肺蘇生法の口頭指導を受けた群は従来の人工呼吸つきの指導を受けた群より実際に心肺蘇生を受けた割合は高かった。胸骨圧迫のみの心肺蘇生法の口頭指導は従来の人工呼吸つきの指導法より1.4倍も一般市民に対して実際に心肺蘇生を増やすことが明らかになった。
|