血流量を撮影し、診断に役立てる技術の一つに脳血流SPECTがある。その撮像データを基に、脳の神経変性疾患(アルツハイマー病やパーキンソン病など)をコンピュータにより予測判別し、その判別に有用な脳の部位情報を医療従事者に情報として提供できるようになることを目的として本研究を実施した。 アルツハイマー病、パーキンソン病、その他の神経変性疾患の3種への判別が可能な予測モデルをsupport vector machineにより作成した。脳血流量に差があり、かつモデルの作成に使われた脳部位の情報は、これまでの臨床からの知見との矛盾はなく、有用である可能性が示された。
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