研究概要 |
本研究の大きな目的は、ハードウェアの操作を含むプログラム開発、とくにマイコンのプログラム開発におけるハードルを下げ、プログラミングに親しむ層を広げることである。本年度は研究者のこれまでの研究成果を基にArduinoマイコンボード上でインタプリタを動作させ、最新のAndroidタブレット端末からそのマイコンのプログラムをテキストベースで開発できること、マイコンで実行中のプログラムの実行行をタブレット端末にハイライト表示できること、マイコンの入出力ピンの様子をタブレット端末上にグラフとして可視化を実現できることを確認した。 またキーボード操作が不要なビジュアルプログラミング言語(開発環境)であれば、タイピングに不慣れな小中学生でもプログラムが作成でき、ハードウェアキーボードを備えないタブレット端末とも親和性がよい。そこでビジュアルプログラミング言語のあり方について検討するため、Arduino上で動作するオープンソースのグラフィカルプログラミング言語ArduBlockの可能性を中学校技術科での使用を想定して検討する[1]とともに、ArduBlockを基にビジュアルプログラミング言語の開発環境について画面構成について検討した[2]。 [1] 井芹威晴, 光永法明. センサ付きライトの試作を通したビジュアルプログラミング言語ArduBlockの可能性の検討. 日本産業技術教育学会 近畿支部 第30回研究発表会講演論文集, pp.63-64, 2013/12/01. [2] 光永法明. マイコン用ビジュアルプログラミング言語 ArduBlockのメニュー構成等の検討. 日本産業技術教育学会 近畿支部 第30回研究発表会講演論文集, pp.61-62, 2013/12/01.
|