研究実績の概要 |
昨年度までの成果である、タブレット端末上でのテキストベース(iArduino言語)での開発環境、パソコン上のグラフィカルプログラミング開発環境であるArduBlockでの検討を生かし、本年度は以下を行った。まず、Arduino言語, ArduBlock言語, iArduino言語の3種の言語を取り扱う、初心者向けの作例集を試作し報告した[1]。 また、テキストベースの開発環境と昨年の検討を基にグラフィカルプログラミング言語と手ブレット端末上での開発環境となるaiBlocksを開発した[2][3]。aiBlocksはタブレット端末上で動作し、ビジュアルプログラミング言語でプログラムを作成するとインタプリタ型言語に変換し、マイコンへ送る。マイコン上ではインタプリタが動作し、プログラムを実行すると共にタブレット端末へデバッグ情報を送る。これにより初心者に分かりやすいマイコン用プログラミング環境を実現した。
[1]光永 法明, 枡田 真輝. Arduinoボード用の3種のプログラミング言語を扱う初心者向け作例集の試作, 第40回人工知能学会AIチャレンジ研究会, pp.30--35, 2014/5/5. [2]井芹 威晴, 光永 法明. タブレット端末で動く、マイコン用ビジュアルプログラミング環境 aiBlocks の開発. 日本産業技術教育学会 近畿支部 第31回研究発表会講演論文集, pp.29-30, 2014/11/30. [3]井芹威晴, 光永法明. aiBlocks:マイコンにインタプリタを載せて利用するタブレット端末用ビジュアルプログラミング環境. 情報処理学会 コンピュータと教育研究会 128回研究発表会, 情報処理学会研究報告, VOl.2015-CE-128, No.8, 2015/2/14.
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