• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 研究成果報告書

SEREX法を応用したハイリスク甲状腺腫瘍の血清学的スクリーニング法の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 25870440
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 内分泌学
病態検査学
研究機関鳥取大学

研究代表者

伊澤 正一郎  鳥取大学, 医学部附属病院, 助教 (30572599)

研究協力者 谷口 晋一  
松澤 和彦  
大倉 裕子  
石黒 清介  
野口 仁志  
菊池 唯史  
日野 智也  
古賀 敦朗  
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード甲状腺癌 / SEREX / ELISA / WD repeat domain 1 / Fibronectin 1 / autoantibody
研究成果の概要

本研究課題では、甲状腺癌の90%以上を占める甲状腺乳頭癌 (PTC) のうちハイリスクの患者を、超音波検査 (US) や穿刺吸引細胞診 (FNAC) に依存せず、安価かつ正確に診断する手法を開発するための基礎的研究を行った。我々が甲状腺未分化癌患者の腫瘍組織と患者血清にてクローニングしたWD repeat domain 1 (WDR1)とFibronectin 1 (FN1) に着目し、患者血清中の自己抗体と特異的に反応し予後不良のPTCを検出する12アミノ酸のペプチドを人工合成した。合成したペプチドにて癌特異的自己抗体の検出を行うことで、予後を反映したPTCの診断マーカー開発を行った。

自由記述の分野

内分泌学

研究成果の学術的意義や社会的意義

甲状腺癌の多くは自覚症状に乏しく、進行が緩徐な甲状腺乳頭癌である。従来の検査方法では、早期に治療必要性の高い患者さんのみを簡便に発見し、治療することが困難であった。本研究の成果は、簡便な血液検査により治療が必要な甲状腺癌の患者さんを発見することにつながるものである。本研究成果が臨床応用されることにより、超音波検査や細胞診検査をはじめとする従来の検査を要さず病状の予測が可能となり、検査を受ける患者さんおよび検査を実施する医療従事者の負担軽減が期待される。

URL: 

公開日: 2018-03-22   更新日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi