ランニングに対する意識の違いとランニング環境の違いが運動効果に及ぼす影響を検討した.児童・生徒(計3467名)を対象として,持久走への意識と体力及び生活習慣調査を実施した.その結果,発達に伴って持久走が「マラソン」から「長距離走」に近いイメージに変容し持久走嫌いが増加することや,運動強度や全身持久力や運動習慣が持久走に対する意識へ影響することが明らかとなった.特に,持久走が嫌いな児童・生徒は持久走を競走的で「きつい」と認識し,体力が低く望ましい運動習慣が有していなかった.ランニング環境の違いと運動効果については解析中であるが,環境を変化させることで意識が改善し運動効果も高まる可能性が伺えた.
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