研究課題
若手研究(B)
ラット脳梗塞モデルで、血液脳関門ならびにペリサイト(血管周囲細胞)に着目し、エダラボンや、強力な血栓溶解剤のtPAを付加した際の発現の変化を検討した。梗塞後脳ではペリサイトは梗塞直後には減少、4日後をピークに増加、tPA投与により減少、エダラボン投与により増加、また、エダラボン投与によりペリサイトならびに血液脳関門の構造が保たれ、同部位からGDNFといった神経栄養因子の分泌促進が判明し、梗塞後脳の中枢神経組織修復に関与している可能性が示唆された。
神経内科