研究課題
若手研究(B)
過酸化水素・オゾンの非残留性に着目した金属の高度分離・回収・精製法に関する研究を実施した。共沈法は金属の分離、濃縮に利用される方法である。申請者は微量成分を濃縮した共沈担体に溶離液に過酸化水素を適用した。その結果、ランタン水酸化物共沈殿から共沈担体が溶出させることなくモリブデン、タングステンなどが溶出可能であった。また、ペルオキシ化合物の一種である過酢酸を利用した鉄鋼試料の溶解についても実施し、鉄鋼試料の効果的な溶解が可能であることを示した。
分析化学