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2015 年度 実績報告書

運動初心者のニーズとフィットネス理論に基づく中高年向け健康運動プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 25870490
研究機関高知大学

研究代表者

常行 泰子  高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 講師 (90632589)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード運動プログラム / 健康 / フィットネス / ニーズ調査 / 中高齢者
研究実績の概要

本研究では、運動・スポーツ実施の行動変容ステージが低い中高齢者を対象に、質的・量的にニーズ調査を行い、フィットネス理論に基づく健康運動プログラムを開発することを目的としている。平成25年度と平成26年度に実施したヒアリング調査及びアクションリサーチに加え、インターネットのモニター会社に登録している60-69歳の男女1000名を対象に質問紙調査を行い、分析・検討した。運動・スポーツに期待する要素としては,「防ぐ」が最も多く、「保つ」「整える」痩せる」等のキーワードが示唆され、病気・怪我等の予防や改善、さらに体型維持や体調を重視する傾向がみられた。運動・スポーツに期待する効果としては、「筋力の維持・向上」「持久力の維持・向上」「バランス機能の維持・向上」といった身体的効果に対しての期待が強く示された。運動・スポーツ実施におけるニーズは、病気や怪我等の予防・改善に加え、アンチエイジング効果や心身の体調を重視する傾向が示されていることが明らかにされた。特に、運動初心者に対するマーケティングでは筋力・持久力などのトレーニング効果をブランディングして伝達する必要性が示唆された。審査付きの学会発表では、多くの質疑応答がなされた。以上の結果を踏まえてさらにプログラムを精選し、体験イベント及び地元新聞社(県内シェア86.5%)と連携・協働した地域住民向けニュースポーツ実践の機会に反映した。住民の評判も良く、新聞や地元季刊誌等関連メディアで報道されるなど一般市民の運動・スポーツ活動の促進に貢献した。

備考

本事業による主な講演会・企業セミナー:2015年9月5日:株式会社テルモ主催セミナー「運動初心者向け健康づくりの筋トレ&コンディショニング」、2015年7月30日:高知大学芸西村出前公開講座

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2016 2015

すべて 学会発表 (4件) (うち招待講演 2件)

  • [学会発表] インターネット利用者を対象とした運動初心者のニーズに関する研究2016

    • 著者名/発表者名
      常行泰子、稲葉慎太郎
    • 学会等名
      日本スポーツ社会学会第25回大会
    • 発表場所
      一橋大学
    • 年月日
      2016-03-20 – 2016-03-21
  • [学会発表] 糖尿病への運動学的アプローチ:ーデータから考察する運動の有効性についてー2016

    • 著者名/発表者名
      常行泰子
    • 学会等名
      第23回日本健康体力栄養学会大会
    • 発表場所
      神戸学院大学
    • 年月日
      2016-03-05 – 2016-03-05
    • 招待講演
  • [学会発表] 運動・スポーツ実施のニーズに関する研究:中高年インターネット利用者を対象として2015

    • 著者名/発表者名
      常行泰子,村田トオル,谷めぐみ,稲葉慎太郎,先森仁,保科健太
    • 学会等名
      第76回日本体力医学会中国・四国地方会
    • 発表場所
      高知大学
    • 年月日
      2015-11-21 – 2015-11-22
  • [学会発表] 高知大学におけるニュースポーツ開発について2015

    • 著者名/発表者名
      保科健太、大賀圭祐、板垣すみれ、常行泰子他
    • 学会等名
      四国活性化フォーラム(四国4県新聞社主催)
    • 発表場所
      JRホテルクレメント高松
    • 年月日
      2015-11-14 – 2015-11-14
    • 招待講演

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公開日: 2017-01-06  

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