MLPA(Multiplex ligation-dependent probe amplification)がハイブリダイゼーション及びライゲーション非依存的に起こることをフラグメント解析により実証した。さらに、MLPAの特異性がライゲーションに依存しないことを明らかにした。MLPAのライゲーション非依存的経路による核酸増幅をライゲーション非依存的プローブ増幅と命名し、この方法をキノロン耐性肺炎球菌の検出に応用することに成功した。この方法はハイブリダイゼーションとライゲーションを必要としないPCR単独の反応であるため、MLPAよりも迅速かつ簡単である。
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