平成26年度 低酸素部位での遺伝子解析 低酸素PETを用いた腫瘍組織での遺伝子解析を引き続き行っている。 癌幹細胞の培養及び膠芽腫の生体内での増殖がうまくいっておらず、現在進行中である。 低酸素状態におかれた腫瘍増幹細胞に対して、テモダールなどの臨床に用いられている薬剤の効果を、非低酸素状態と比較検討している。現在、脳腫瘍細胞の耐性克服薬がいくつか報告されているが、それらの相乗効果について検討中である。また採取した部位でのタンパク量の変化をウエスタンブロット、遺伝子発現をreal-time quantitative PCRで定量化し、低酸素が及ぼす影響も引き続き検討中である。 低酸素状態における培養腫瘍幹細胞をターゲットとした化学療法の検討をおこなっているが、また結果が出ていない。引き続き実施する。
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