研究課題
若手研究(B)
新しい気道通気状態の評価方法の確立による小児閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の治療成績の向上と医科領域の疾患で原因不明とされている漏斗胸の原因因子として上気道通気障害の影響を明らかにすることを目的に研究を行った。その結果、気道周囲の組織要素の組込み、呼吸圧力、周囲組織の重力の影響を加えた上気道3次元モデルの流体構造連成解析を用いて、より生体に近い上気道通気状態の評価方法を確立できた。
2: おおむね順調に進展している
最も難解と考えられていた、流体構造連成解析の構築が可能となったため、研究計画は順調に進んでいる。
今後は、より多くのデータが必要になる。そのため、学会発表、論文発表などをとおして、国内外から研究協力できる体制を整えたいと考えている。
データの収集が十分できなかった。そのため、学会発表の機会が少なくなり、データ収集の補助業務も少なくなり、その結果、次年度使用額が生じた。今年度は前年度できなかったデータ収集を行うことでその額を使用する予定である。
すべて 2014
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
日本歯科医学会誌
巻: 32 ページ: 39-43