オンラインのプログラミング学習支援システムにおいて、ピクチャによる表現手法を用いたプログラミング言語を対応させることを検討し、オンライン学習支援システムをサービス指向のアーキテクチャとして再構築した。さらに、ハイブリッドビジュアルプログラミング言語開発のためのアーキテクチャを提案しビジュアルプログラミング環境開発の効率化を図った。サービス指向のアーキテクチャにより、当該研究者を含む第三者が開発したユーザインタフェースを容易に統合することができる環境を整備した。本ビジュアルプログラミング言語は、プログラマや学習者が思い描くモデルやアルゴリズムをより直観的かつ直接的に表現・記述することができ、プログラムだけでなく教育資料作成媒体及び各分野における情報資源の表現手法としての活用が期待できる。初等教育の現場でも活用されているように、一般的なビジュアルプログラミング技術はマウスを用いてコーディングが行える環境を提供する。一方、学習段階及び実践を見据えたテキストベースのプログラミングへの移行も必須であることからハイブリッドなプログラミング環境についても検討してきた。そこで、ビジュアル要素とテキスト要素両方によるシームレスなコーディングを行うことができるハイブリッド言語の開発のための新たなアーキテクチャを提案した。本アーキテクチャによって、プログラミング教育に活用できる新しいビジュアルプログラミング言語及びその環境の開発がより低コストで行えるようになった。
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