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2015 年度 実施状況報告書

周産期におけるインシデント・アクシデントレポートのフィードバックシステムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 25870589
研究機関千葉県立保健医療大学

研究代表者

川村 紀子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 助教 (90624809)

研究期間 (年度) 2014-02-01 – 2017-03-31
キーワードインシデント・アクシデントレポート / フィードバック / 再発防止策 / 周産期の医療安全
研究実績の概要

本研究の目的は、周産期におけるインシデント・アクシデントレポートのフィードバックシステムを構築することである。
平成27年度の計画は、看護管理者へのインタビュー調査の分析、またその結果と文献検討を基に、質問紙作成・調査を行うことであった。
インタビュー結果は、対象の看護管理者8名に研究協力を得られた。「安全管理システムの現状」「インシデント・アクシデントレポートの活用の実態」が明らかとなり、看護管理者は「当事者への対応と支援」に様々な工夫を行う一方で指導の困難さなども感じていた。組織的なインシデント・アクシデントレポートののフィードバックおよび組織的な安全管理システムの課題として、「医療職者育成における課題」と「システム管理上の課題」に大別された。組織的な安全管理は不可欠であり、第3者の介入の必要性、また長期的なフォローアップやインシデント・アクシデント事例の伝承の重要性が示唆された。
次にこれらの結果を基に質問紙を作成し、調査の準備を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

平成27年度の計画は、看護管理者へのインタビュー調査の分析、またその結果と文献検討を基に、質問紙作成・調査を行うことであった。看護管理者へのインタビュー調査の協力依頼を追加して実施し、またインタビュー内容の分析に時間を要したため質問紙作成が遅れた。

今後の研究の推進方策

平成28年度は、質問紙調査の準備を進め、実施する。作成した質問紙調査を全国の有床の産科施設の看護管理者および看護職者に依頼し、郵送法にてデータ収集、分析を行う。インタビュー調査結果および質問紙調査結果より、インシデント・アクシデントレポートを用いたフィードバックシステム構築のための示唆を得る。

次年度使用額が生じた理由

平成27年度研究計画よりもやや遅れているため、質問紙調査を実施するにあたり、質問紙調査の作成および印刷、質問紙調査の依頼にかかる郵送料、謝礼、データ入力などを計上する。

次年度使用額の使用計画

質問紙調査の実施および分析にかかる経費(作成、印刷、郵送料、謝礼、データ入力など)を計上する。また、データ整理・分析ソフト機器、学会報告などの交通費、報告書の作成・印刷、郵送費、書籍などを計上する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 周産期医療における組織的な安全管理システムの現状と課題2016

    • 著者名/発表者名
      川村紀子
    • 学会等名
      第30回日本助産学会学術集会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2016-03-19 – 2016-03-20

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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