研究課題
若手研究(B)
本研究では、思春期の食生活の偏りが将来の性機能に悪影響を与えるか小児ラットを用いて検討した。その結果、小児期のフルクトース(果糖)の過剰摂取は将来の勃起機能に悪影響を与えることを明らかにした。果糖の過剰摂取が勃起機能を低下させるメカニズムとして終末糖化産物の蓄積による炎症や酸化ストレスの関与が示唆された。次に勃起機能の低下が果糖の過剰摂取を中止した後も継続するか否か検討したところ、一定期間の中止することで勃起機能がある程度改善することを明らかにした。本研究から思春期における過剰な果糖摂取は将来の勃起機能を温存する上で避けるべきであることが明らかになった。
男性性機能障害