研究課題
昨年までの検討でNon-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs(NSAIDs)起因性小腸傷害にIL-1betaの制御機構であるインフラマソームが関与していることが証明されている。当該年度はそれに加えてインフラマソームの構成分子であるNLRP3がNSAIDsによる小腸傷害に関与していることを遺伝子欠損マウスを用いて証明した。また、前年度の検討で行った免疫染色によるインフラマソーム関連分子の検討が、一部不十分と考えられたため、再度条件を検討しなおし再染色をおこなった。当該研究内容をアメリカ消化器病学会にて発表を行い、世界の研究者と討論を行った。そこで指摘された内容の追加実験、追加検討を行い現在論文投稿準備中である。
2: おおむね順調に進展している
小腸における検討はほぼ終了し、現在学会報告、論文投稿段階である。他臓器についての検討も行う予定であり、現在実験計画立案、予備実験中である。
現在進行中の研究成果の学会発表を行うとともに、論文として報告できることを目指す。また、現在小腸で行っている結果を踏まえたうえで、他臓器での検討を追加しよりよい研究成果を報告できるように計画中である。
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