これまでスーパーコンピュータでなければ不可能とされていた数万から数十万個自由度をもつ大規模シミュレーションもパソコン取り扱うことが可能となってきたことに伴い,より高精度かつ高速な数値解法が求められるようになってきた. 本研究では,境界型メッシュレス法に着目する.スピードの観点から拡張境界節点法(X-BNM)を改良し,同法を用いた大規模シミュレーションの実現を目指している. 数値実験より,H-行列法を適用したX-BNMは従来法と比べて非常に高速に計算できることを示した.この結果,大規模シミュレーションに対して,X-BNMも強力なツールになり得ることが示された.
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