不登校やひきこもりの子を抱えた親のグループミーティングを対象に2010年10月~2014年9月にわたってこのミーティングに参加した親たちを調査した結果、延べ482名(男性74名・女性408名)の参加があり、親の平均年齢は65.7歳(SD7.33)であった。 親たちの観察から見えてきた親の共依存的特徴を5つにわけて分析を試みた。それらは順に「強迫観念的態度」、「二者択一的態度」、「現状否定的態度」、「コントロール的態度」、「自他境界混乱的態度」と名称を付与したものである。グループミーティングを通じて親のこういった共依存的態度の修正を行う方法についても提案している。
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