研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は,現実生活で有用性を持つと考えられる対人的距離化スキルの規定因を探ることであった。実験的質問紙調査・質問紙調査・面接調査の結果,対人的距離化スキルの機能にはリスク回避と,相手への配慮や迎合であると示唆された。また,行使に影響を与えるのは,①他者に対するネガティブな印象評定(見下し,狡猾さなど) ②本人のアタッチメントスタイル ③子どもの頃に経験した養育者からの対人的距離化スキルに対する肯定的反応などであることが明らかとなった。
社会心理学 発達心理学