本研究の目的は、地域高齢者に対しロコモーショントレーニング(ロコトレ)を行ない、その効果を運動機能・生活機能の面から検証することである。対象は地域高齢者340人であり、無作為にロコトレ群200人、コントロール群140人に割りつけた。6ヶ月間の介入の結果、ロコトレ群では筋力、バランス、歩行速度などの身体機能が有意に改善した。また生活動作能力も向上した。以上のことから我々が行ったロコトレは地域在住高齢者の運動機能と生活機能を高める効果があることが明らかとなった。ロコトレは高齢者の健康増進または介護予防に有用な手段であるといえる。
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