研究課題
若手研究(B)
江戸期日本における中国戯曲受容史について、先行研究を整理した上で、実際に上演される芝居としての側面と、文字によるテキストとしての側面の双方から考察した。かつ、特に都賀庭鐘の『四鳴蝉』『呉服文織時代三国志』を例に、当時の執筆環境を中国語と日本語の重層的な言語空間として捉え、同時に唐話・唐音学習の側面からも検討することにより、多言語的空間での創作について現代にも通じる問題として考察した。
日中比較文学