研究課題
若手研究(B)
スフィンゴシン1リン酸(S1P)は、赤血球から血液中に放出される物質であり、リンパ球が血液中で働くために必要不可欠である。私は、赤血球から血液中へS1Pを放出する働きを持つ“S1P輸送体”が新しい免疫抑制剤の標的として有望であると考えている。本研究では、蛍光物質を使ってS1P輸送体の働きを簡単に調べる方法を確立した。この方法は、赤血球のS1P輸送体の働きを抑制する薬を探すのに有用である。
細胞膜輸送体の機能と生理的役割