研究課題/領域番号 |
25870697
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研究種目 |
若手研究(B)
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研究機関 | 聖徳大学 |
研究代表者 |
都丸 けい子 聖徳大学, 心理・福祉学部, 講師 (40463822)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | メンタルヘルス / レジリエンス / 東日本大震災 / 避難児童 / 体験の意味づけ |
研究概要 |
まず研究1の「避難児童のメンタルヘルスの状態の検討」および研究2の「避難児童のレジリエンスの検討」に関しては,平成23年度以降に実施した先行研究の個別面接データの検討を行うとともに,研究協力者と連絡を密にとり,避難児童を対象とした個別面接の実施と分析を行った。現在,得られたデータを面接調査に携わった研究協力者とともに分析中である。 次に研究3の「避難児童への支援活動の検討」および研究4の「支援活動の体験の意味づけ」に関しては,避難児童の在籍する小学校の学校長,子どもたちが避難してきた町から当該小学校に派遣された教員,当該小学校のある地区の教育委員会元指導主事,および元教育長へのインタビュー調査を終え(1人につき,1~2回の実施),現在インタビューデータの逐語録を作成中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
平成25年7月以降,出産に伴う産前・産後休暇を取得し,さらに同年10月以降,育児休暇を取得した(※平成26年4月末現在,育児休暇中である)。育児休暇終了予定(平成26年8月)まで本研究に取り組む時間がきわめて制限されていること,さらに予算の執行も中断中であることより,研究を進めることができず,本研究の達成度は「(4)遅れている」と判断した。
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今後の研究の推進方策 |
今後の推進方策については,第1に,現在手元にあるデータの整理を速やかに行い,内容の検討をより一層進める必要がある。具体的には,子どもたちの個別面接については,面接者である研究協力者とデータについて検討する会議を設け,子どもたちを支援した教員等の個別面接については,逐語録の完成を進める。 第2に,今後インタビュー調査を予定している教員とアポイントを取り,具体的に研究を再開する8月以降に面接実施日を確定する必要がある。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成25年7月以降,出産に伴う産前・産後休暇を取得し,さらに同年10月以降,育児休暇を取得した(※平成26年4月末現在,育児休暇中である)。平成25年度に本研究に取り組むことのできた期間は4月~6月の計3か月間であったため,平成25年度に使用を予定していた経費を使用することができず,次年度使用額が生じてしまった。 面接調査を進めるとともに,学会での発表に向けての準備を進めたいと考えている。
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