研究課題/領域番号 |
25870742
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研究種目 |
若手研究(B)
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研究機関 | 玉川大学 |
研究代表者 |
松村 悠実子 玉川大学, 芸術学部, 助教 (70647239)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 演技 / ジェンダー / かわいい / 教育 |
研究概要 |
平成25年度は、主に文献・データの収集と研究に必要な機器備品の環境を整え、研究の準備活動を行った。更に今年度の研究の成果として、研究会での発表、2014年3月発行の玉川大学芸術学部紀要に論文の投稿を行った。細かくは以下の通りである。 1.<文献・映像データの収集> 特にジェンダー関係、コメディア・デラルテ関連の書籍と映像DVDを収集。 2.<調査アンケート・実験の準備> 次年度以降のアンケートの準備のため、「演技と日常生活における「キャラクター」意識に関するアンケート調査」という、プレアンケートを実施した。内容は、大学生を対象に「キャラクター」をどう意識しているか、特に「演技」と「かわいい」の関係性を見るアンケートを行った。アンケートは4つのセクションに分かれており、総質問数は31問。 3.<研究会の開催>以下の概要で、研究会を主宰し、発表・討論を行った。主に今年度の研究したこと、特に「演技の二重構造」についてを発表した。討論では、「演技」の良し悪しをどうはかるのか、何故「かわいい」に着目する必要があるのか、という研究への新たな課題が見つかる機会となった。 研究会名:自己表現研究会~日常から舞台まで~ テーマ:キャラクター 発表:「ジェンダー」という「キャラ」について 討論:発表をうけてー「キャラ」と「キャラクター」について 4.<論文作成>以下のタイトルで論文の作成を行った。論文タイトル:「演技の授業におけるジェンダーの影響を考える―日常の「かわいい」キャラと演劇のキャラクターという演技の二重構造についての考察―」
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成25年度の研究の実施計画で挙げた3つの項目 ・文献・映像データ収集 ・調査アンケート・実験の準備 ・研究会の開催 を全て網羅することが出来た。
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今後の研究の推進方策 |
平成27年度は、夏以降産休・育休に入る予定なので、それまでの期間に、計画にある文献・映像の調査、収集、分析を行い、昨年度実施したプレアンケートのデータ処理を行う予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
当初、データ処理等で人件費に使う予定だった予算を、今年度は人を雇わず、自ら行ったため、その分の経費がかからなかった。また物品に関しては計画より安く文献を購入出来たこと、また実施したプレアンケートでは実技は行わなかったため、小道具の購入を今年度は行わなかった。 1.プレアンケートのデータ処理のための人件費 2.文献・映像データの収集
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