研究課題
若手研究(B)
偏光X線は、高エネルギー現象に携わる極限天体周辺の構造や放射メカニズムを決定する鍵になることが期待されるが、30年にわたって観測的成果がない。そこで私はX線天文学の新たな局面を斬り開くために、曲げられた大きなシリコン単結晶を用いた、鉄輝線に特化する偏光感度の極めて高いブラッグ反射型偏光計を開発する。シリコン単結晶を精度よく曲げることが難しいが、結果、CVD法とCFRPを用いて、放物面や回転放物面に制御することに成功した。また、偏光計全体の設計を行い、最適であることがわかった。
X線天文学