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2013 年度 実施状況報告書

腎移植患者におけるアドヒアランス不良の早期発見・介入のためのツールの開発

研究課題

研究課題/領域番号 25870758
研究種目

若手研究(B)

研究機関東京女子医科大学

研究代表者

小林 清香  東京女子医科大学, 医学部, その他 (40439807)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード腎移植 / アドヒアランス
研究概要

本研究は臨床腎移植患者のアドヒアランスに関する実態調査を行い、アドヒアランス不良に関連する要因を明らかにすることを目的としている。
2013年度には、腎移植患者のアドヒアランスに関する国内、海外の文献を集め、どのように調査や評価が行われてきたかを整理し、実態調査の準備を進めた。
さらに、実際にアドヒアランスの問題を腎移植後に生じた症例の報告を共同発表者として行い、アドヒアランス不良にかかわる臨床的要因を整理、把握した。
また、本研究に関連して、2012年に米国で作成された半構造化面接によるレシピエント評価:Stanford Integrated Psychosocial Assessment for Transplant(SIPAT)は、(1)患者の準備性(2)社会的サポート体制(3)心理的安定性(4)物質依存の4領域から構成され、移植患者に関してアドヒアランスを含めた高い予後予測が可能な尺度であるということがわかり、その作成者から日本語版への翻訳の許可を得て、翻訳作業を行い、本研究で評価するべき内容を吟味した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初の計画(実態調査の準備)に加えて、上記のように米国での尺度が本研究の内容に大きく影響すると考え、その翻訳や作成者との情報交換を行った。この尺度は海外の複数言語に翻訳されて用いられており、理解を深めることが本研究にも重要な意義を持つと判断した。

今後の研究の推進方策

2013年度に集約した文献、海外研究や尺度作成者との意見交換を集約し、本邦におけるアドヒアランスの実態調査を早急に施行する。
また、アドヒアランス不漁例に対する面接調査の手順を整え、遂行の準備を進める。

次年度の研究費の使用計画

実態調査時の人件費を2013年度に計上していたが、情報整理と準備を行い、実態調査実施は2014年度に行うこととしたため
実態調査にかかる物品諸経費(印刷代)人件費(データ整理など)に、繰り越した研究時を使用する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 生体腎移植ドナー経験者は移植医療に満足しているか?2014

    • 著者名/発表者名
      小林清香 西村勝治 石田英樹 尾本和也 白川浩希 清水朋一  岡部祥 筒井順子 石郷岡純 田邉一成
    • 雑誌名

      日本臨床腎移植学会雑誌

      巻: 3 ページ: 未定

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 薬剤アドヒアランスの向上2014

    • 著者名/発表者名
      小林清香 西村勝治
    • 雑誌名

      腎と透析

      巻: 76 ページ: 未定

  • [学会発表] 家族のサポート体制が脆弱な環境下で10代発症から透析、移植、再透析を通し多科多職種のかかわりを経て自立への道を歩んでいる巣状糸球体硬化症の1症例2013

    • 著者名/発表者名
      河野美帆 大下隆司 西村勝治 小林清香 井上敦子
    • 学会等名
      第24回サイコネフロロジー研究会
    • 発表場所
      宮崎
    • 年月日
      20130518-20130519

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公開日: 2015-05-28  

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