本研究は、静電微粒化法とエマルションテンプレート法を用いることにより、ナノスケールからミリスケールまでサイズ制御された単分散微粒子を連続的に製造する技術について検討を行った。回分式静電乳化装置を作製し、実験とシミュレーションの双方からアプローチを行うことにより、電場や操作条件がエマルション液滴径に与える影響を抽出するとともに、その制御手法を確立することに成功した。さらに、連続式静電乳化装置を作製し、装置構成や運転条件の最適化を行うことにより、約100µmの油脂内包型カプセルの連続製造に成功した。
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