研究課題
若手研究(B)
本研究では、5つの近世城下町を対象として、既存の方法論を用いて町人地の設計論理を分析した。その際、既存の方法論を適用する際の課題を抽出し、さらに、その対応について検討した。この過程において、近世城下町町人地における設計論理の解明に資する新たな方法論を構築した。具体的には、地図計測を行う際、大縮尺の明治初期の近代測量図の不足を補うため、近世の絵図を用いる方法や、水系の設計論理を読み解くため、水路の建設手法に着目した類型化を行うことで、設計論理を推定する方法を提示した。
都市史、土木史、景観