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2013 年度 実施状況報告書

常圧低酸素環境における運動が脳循環調節機能に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 25870787
研究種目

若手研究(B)

研究機関日本大学

研究代表者

柳田 亮  日本大学, 医学部, 助手 (00644741)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード低酸素 / 脳循環調節
研究概要

本研究は常圧低酸素環境における運動が人体の脳循環調節等に及ぶす影響を評価し、常圧低酸素室を利用するにあたり安全かつ適切にトレーニングする上で重要な情報を提示することを目的とした。
2ヵ年の実験計画の期間中、健康被験者を対象として、自転車エルゴメーターを用い漸増運動負荷テストを行い、最大酸素摂取量を測定する。その後日1週間以上あけて常圧常酸素下での運動実験を行い、連続血圧波形、脳血流速度波形、心電図、脳組織酸素濃度変化、脳血液量などを測定し、脳循環調節機能の評価を行う。また、運動終了直後に大腿カフ解除法を行い、脳循環調節機能を評価する。さらに後日1週間以上あけて同一被験者を対象とし、常圧低酸素環境(酸素濃度15%)で、物理的運動強度が同一の運動実験を行い、脳循環調節機能の評価を行う。両実験ともに酸素濃度以外は被験者・測定項目・測定場所・時間も同一とする。これらの実験結果により、常圧常酸素下と常圧低酸素下における運動の脳循環調節機能に及ぼす影響の違いを明らかにする。
当初研究計画では、全被験者の運動強度は自転車エルゴメーターで80wattと同一強度を予定していたが、被験者の体力レベルは異なるので、各被験者に合わせて運動強度を変更する必要があると考えている。そのため自転車エルゴメーターを用い漸増運動負荷テストを行い、最大酸素摂取量を測定した。その結果に基づき、各被験者の常圧常酸素下と常圧低酸素下における運動強度を決定した。現在の研究推進段階は各被験者の最大酸素摂取量を測定した実験を終了した段階である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

平成25年度の実験計画では、最大酸素摂取量を測定する実験と常圧常酸素下における運動が脳循環調節機能に及ぼす影響を評価する実験を行う予定であったが、運動負荷用心電図を購入し、実験設備・環境を整えるのに時間を要したため 最大酸素摂取量を測定する実験が終了した段階である。

今後の研究の推進方策

平成25年度の実験で、各被験者の最大酸素摂取量を測定する実験を行ったので、各被験者の運動実験の運動強度を決定することが出来た。平成26年度は、常圧常酸素下と常圧低酸素下における運動を行い、低酸素下運動が脳循環調節機能に及ぼす影響を明らかにする。

次年度の研究費の使用計画

実験設備・環境を整えるのに時間を要したために、全ての被験者の実験を行う事が出来ずに、謝金としての金額が残額として残ったため。
平成26年度は、常圧常酸素下と常圧低酸素下における運動を行い、低酸素下運動が脳循環調節機能に及ぼす影響を明らかにする。この運動実験を行う上での被験者への謝金および実験を行う上での消耗品購入を計画している。

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公開日: 2015-05-28  

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