アニオン交換膜形燃料電池(AEMFC)やLi空気二次電池(LAB)といった次世代発電・蓄電デバイスの構築へ向けて、ペロブスカイトLa0.6Sr0.4MnO3(LS0.4M)やMnO2ナノシート(MnNS)とナノカーボン(ケッチェンブラック(KB)、カーボンナノチューブ(CNT)、グラフェン(GP))を組合せた新規空気極触媒の合成と、その酸素還元・酸素発生活性並びに酸化腐食耐性の評価を行った。その結果、いずれの系においても比表面積が大きく且つ黒鉛化度が高いCNTと組合せたLS0.4M/CNT及びMnNS/CNTが触媒活性と耐久性の双方の面で最もバランスの良い性能を示すことを見出した。
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