超音波ドラッグデリバリーシステムにおいて使用される分子標的マイクロバブルの標的分子に対する感度を評価する人工的な計測システムを構築した。センシングデバイスとして水晶共振子を用いることで、標的分子の量と吸着したバブル量を評価することを試みた。評価システムから得られる共振子のインピーダンスからバブルの数密度を定量的に推定できる解析モデルを提案した。実験結果を基に、標的分子として使用したアビジン分子の濃度、アビジン分子と特異的に吸着するビオチン修飾バブルの数密度を評価できることを示し、提案システムが分子標的バブルの感度評価システムとして有望であることを示した。
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