プロポフォール、チオペンタールおよびミダゾラムには、アミロイドβ蛋白(Aβ)重合を抑制する効果と、神経細胞膜のラフト領域のGM1ガングリオシド(GM1)発現を減少させることでのAβ重合を抑制する効果があるということ、また、レプチンも同様にGM1発現を減少させることでAβ重合を抑制することを示唆した。 ケタミンはNMDA受容体を介したp38の活性化を阻害することにより、また、レプチンおよび脂溶性スタチンはMAPK系のErk1/2経路を活性化することにより、アストロサイトにおけるネプリライシンの発現を抑制することを示唆した。
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